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事務所建設で会社の未来を創る！注目のオフィストレンドとは？

日付: ：; 2025年12月16日

カテゴリ: ：; 事務所・データセンター

事務所を建設することになったら、優秀な人材を惹きつけるような新鮮で魅力的な空間を目指したいものです。本コラムでは、新しい事務所を構えるうえで、ぜひチェックしておきたい概念や、オフィス構成のトレンド、設備等をご紹介します。具体的な計画づくりのヒントにしてください。

今建てるなら取り入れたい、注目のオフィストレンド

今オフィスを建てるなら、どんな機能を入れるべきか、現在の最新トレンドについて確認しておきましょう。単に流行というのでなく、求められる時代背景があります。会社の未来について考える、よいきっかけになるかもしれません。

人材獲得につなげる空間づくり

人口の減少が顕在化してきた昨今、人材獲得という課題は多くの企業にとって避けて通れないものになりました。
求職者の側でも、企業選びの際、給与や仕事内容だけでなく、福利厚生や働く環境をより重視するようになっています。優秀な人材を惹きつけ、採用競争に勝つためには、魅力的なオフィス環境が効果的な武器になります。

人材獲得につながるオフィスとして、やはりまず、第一印象となる「見た目」は大きなポイント。
特にエントランスは洗練されたデザイン、企業理念を体現したアート作品、心地よい照明など、訪れた人が「ここで働きたい」と思えるような空間づくりを心がけます。
エントランス以外も各所に清潔で健康的な、自然光やグリーンを活用したデザインを取り入れ、雰囲気良く、安心して働けると感じさせるような空間を目指しましょう。

もちろん、居心地の良さも大切です。暑さや寒さのない快適な温度はもちろん、照明や防音などにも気を配り、働きやすい環境づくりが求められます。

また、実際のオフィスにある設備や機能は、どれほど口で説明するよりも雄弁に、その会社がどんな企業かを知らせる材料になります。以下にご紹介するような機能の事務所を持っている会社は、それだけである程度先進的な印象となり、採用面でのプラス効果も期待できるでしょう。

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フリーアドレスのメリット・デメリット

固定席を持たず社員が自由に席を選べるフリーアドレス制度は、最近のオフィスのトレンドとして真っ先に思いつく方も多いのでは。現在すでに多くの企業が導入していますが、良い点ばかりではないため、以下のようなメリットとデメリットの両面を理解した上で判断することが重要です。

＜メリット＞

・部署を超えたコミュニケーションの活性化

　毎日異なる人の隣に座ることで、偶然の会話から新しいアイデアが生まれる可能性があります。

・オフィススペースの有効活用、コストダウン

　全員分の席を用意する必要がなくなり、コスト削減につながります。

・社員の自律的な働き方を促進

　社員が自分自身でその作業にあった場所を選べることで、効率アップが期待できます。

＜デメリット＞

・社員の居場所を把握しにくくなる

　場所が把握できないため対面メリットが生かせず、新人指導やチームマネジメントに問題がでる可能性あり。

・毎日荷物を持ち運ぶ負担

　席にものを入れる場所がないため、書類や機材が必要な仕事には向かない可能性も。

・自分の席がないことによる疎外感

　自分の席があることが、心理的には文字通り居場所として安定につながる側面もあります。

フリーアドレスから一歩進んで、例えば集中作業には静かな個別ブース、アイデア出しにはオープンな打合せスペース、WEB会議には防音の電話BOX式ブースといった形で、業務内容や気分にあわせて働く場所を選ぶ、ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)という考え方もあります。

生産性向上につなげられるよう、部署ごと個別の作業を具体的に確認のうえ検討してみてはいかがでしょうか。

コミュニケーションスペースはオフィスの魅力

コロナ禍を経てリモートワークが一般化し、「わざわざ出社する意味」の中核は人と人とのつながりだという実感が広がりました。改めてオフィスでのコミュニケーションスペースが注目されています。

まずは当然のことながら、対面で落ち着いて話ができるよう、充分な数・面積のプロジェクトルームやミーティングスペースをとることが大切です。スペースに限りがある場合、可動式の家具などを用い、人数や用途に応じてレイアウトを変更できるような、柔軟な使い方ができるエリアづくりを検討されるとよいでしょう。

社員同士の自然なコミュニケーションを促す休憩スペースに力を入れるオフィスも増えています。
コーヒーマシンや軽食を置いたスペースは、社員が自然と集まる場所になります。くつろぎながらアイデアを交換できる場になるよう、ソファやクッションを配置してみるのも一つです。
会社の個性を打ち出した魅力的な空間ができれば、採用活動でも大きなアピール効果が期待できます。

エコフレンドリーな建材とデザイン

企業イメージという点で忘れてはいけないのが、環境への配慮や省エネルギーといったテーマです。

建材や家具などに、リサイクル素材や再生可能な資源を採用し、内外にアピールすることはそんな施策の一つ。現在では廃棄衣類を原料とした繊維リサイクルボード、認証を受けた木材、リサイクルガラス等、循環型社会を実現する様々な素材があります。

省エネルギー設計も欠かせません。自然採光を最大限活用する窓の配置、断熱性の高い建材、太陽光パネルの設置など、エネルギー消費を抑える工夫が企業の姿勢を示します。
建物の建設にあたっては、「LEED」や「CASBEE」といった認証を取得することで環境面に配慮した建物であることが証明できます。可能であれば、検討してみられるとよいでしょう。

アースカラーの採用、植栽や建物内のグリーンの配置などで、デザイン面でもエコフレンドリーを感じさせると、より説得力が高まります。

あったらいいな！オフィスにプラスアルファ

具体的な設備として、最近ではオフィス内に以下のような施設を設けている企業も増えています。自社に合う取り組みだと感じたら、取り入れを検討してみてはいかがでしょう。

動画撮影スタジオ

デジタルマーケティングやオンライン配信が当たり前になった現代、社内で動画を撮影することは予想以上に多いのでは。そんな時、撮影しやすい環境を整備した動画スタジオを設けることは、多くの企業にとってメリットがあります。
必要な設備は、まずは照明機材、バックスクリーン、マイク、カメラなどがあれば十分。できるだけ静かな環境、できれば防音設備があることが理想的です。

社内ジムや運動コーナー

心身ともに健康な社員は、生産性は高く、離職率は低くなることが期待できます。
特に、現代の健康に欠かせない運動習慣のために、トレーニングができる機材を置いたジムスペースを作る会社が増えています。軽いヨガや体操を行うために、社内向けに運動フロアを設けるところも。
これらの取り組みは、単に運動をするだけでなく、社員同士の交流を図れるのもよいところです。

お昼寝設備・癒し空間

運動とは反対に、オフィス内にお昼寝設備や癒し空間を導入することで、生産性向上を目指す企業も。
特に昼食後の短い仮眠は「パワーナップ」という言葉もあるとおり、午後の生産性を大幅に向上させることが科学的にも証明されています。お昼寝スペースには、専用の仮眠室を設ける本格的なものから、リクライニングチェアやソファを配置した簡易的なもの、立ち寝ができるように作られたボックスまで、様々な形態があります。

社内託児所

国により「企業主導型保育事業」が推進されていることもあり、社内託児所を設置する企業が増えています。
子育て中の社員にとって、ネックになりがちな保育園への送迎時間を通勤とまとめられるメリットは大きなもの。また、万が一子どもが体調を崩した場合も、すぐに様子を見られたり、迎えに行ける安心感があります。
保育に加えて英語教育等、付加価値をつけた保育所も誕生しているそうです。