2026.07.27
7/23㈭のドル円相場は、1986年以来となる163円台に突入しました。これは
中東情勢が急速に緊迫化したことで有事のドル買いが進んだ様子。それにより
円売りも進んでいますが、片山財務大臣は「私たちの姿勢は全く変わっていない。
必要あればいつでも適切に断固たる対応を取る」と述べています。前回の為替
介入は効果が乏しかったことから、今回は慎重に進めていると思われます。
現在の日本経済は「コストプッシュ・インフレ」となり製品価格をアップしても
コスト高を抑制できず悪いインフレに陥っています。米国と政策金利を比較しても
乖離が大きければ為替介入をしても一瞬の効果しか見込めません。米国経済が
何らかの原因でコケルか、日本の長期金利が徐々に上がることができれば円高
方向に転換できる期待も持てますが、現在の10年債利回りは2.728%~2.77%で
徐々に連動する短期プライムレートも上がりつつあるため、住宅ローンを抱える
方々は家計の見直しが必要となります。弊社でも住宅ローンの見直し相談が
増えてきましたが、小手先だけの対策では間に合わず、収入を増やす工夫が
必要です。政府は2027年3/31迄の所得減税措置を講じましたが、これも短期間の
対策では効果は薄いかと。現在、食品に掛かる消費減税を検討されていますが、
これも2年間の見直しだと小規模なスーパー等はシステムの組換え費用が2回に
及べば経費倒れになってしまい賃金アップどころではなく、破綻を招く可能性も
出てきます。連動して雇用の喪失にも繋がりかねない、意味の無い政策になる
可能性も大です。野党は減税より給付金政策を提案しており、こちらの方が私も
共感できます。
トランプ大統領は、G7でのパフォーマンスで終ってしまったイランとの
ホルムズ海峡問題も、同意成立どころか攻撃を仕掛けており再度封鎖となって
います。ホルムズ海峡しばらく使えない! 日経記事は⇒こちら
また、2月に違法判決が出た「相互関税」はつなぎ措置として日本に15%を適用し
ていましたが150日の期限切れを迎える為、新たに12.5%の新関税が課せられる
こととなりました。但し、通商拡大法232条に基づき品目別関税を課している
自動車などはこの対象外となります。米国は当初予定していた料率が下げられた
ことで財源不足に陥っており、償還期限を迎える債券の利払い分に対しても何らかの
方法で税収を増やしたいのでしょう。最近のトランプ大統領の行動を見ていると、
行く所々で顰蹙を買っている様子が伺えます。焦りもあるのでしょうか。
~市川のひとりごと、、、でした~
相続FP相談センター
1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う「もめない為の相続対策」を主に行っている。
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