街を造り、日常をつくる。株式会社ヤマウラ

2022.02.07

市川のひとりごと vol.05

前回のコラムでは、世界各国のタイミングで「金融緩和」が終焉し「利上げ」の準備に入ったと

お話しましたが、この「金融緩和」と「金融引締め」について解説いたします。

コロナの発症から約2年が経ちますが、世界中で外出を控えたり飲食店に制限が出たり等で

経済が回らなくなるため、世界中の中央銀行(日本は日銀)では銀行が保有している

国債等を買い上げて市中のお金の量を増やし、貸出金利を下げる等して、生活しやすい環境を整えます 。

これが、金融緩和のイメージです。

これを長く続けると、銀行の経営が悪化してしまうので、バランスを取りながら「金融引締め」に切り替えます。

具体的には、銀行の当座預金残高を縮小させて市中のお金の量を減らし貸出金利を上昇させます。

それに伴って、物の価格が上がりお金の価値が下がってしまいます。⇒こちら

物価を上昇させる事で、企業に利益をモタラシ個人の給料が上がる流れですが、需要と供給

のバランスが悪い間は、お金が回り難く心理的にも負担感が出るので、逆に資金不足に陥る

こともあります。

12月のFOMC(米国の連邦公開市場委員会)でFF金利(現在の景況判断と政策金利)見通しを示し、

6月までに利上げが始まると発表しましたが、これに出遅れる日本の政策は、「まだまだ先を見通せる状況にない」

とのコメントでした。

 

今後のコロナ対策を見る中で、秋頃には効果が表れるのではないかと期待しております。

 

※市川のひとりごと…でした。

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