2025.06.11
トランプ大統領がハーバード大学の外国人留学生への新たなビザ発給を停止したことで、
東大や京大など国内の大学で留学生や研究者の受入れを近々に対応できる準備を進めているようです。
そんな中、マレーシアの人気が高まっているのも、学費などは米国に比べて1/10程度で生活費も
欧米より格段に安い。英語力が基準値に満たない場合は「準備課程」に入ることができ、計4年間で
卒業が可能になるとか。私も以前マレーシアに観光で立ち寄ったことがありますが、生活環境は快適でした。
今回のトランプ政権の論点は、ハーバード大学での反ユダヤ主義対策を理由に学生の取り締まり強化を
要求していましたが、大学側がこの要求を拒否すると発表したことを受けて助成金の一部凍結に踏み切りました。
これに対し大学側は、マサチューセッツ区の連邦地方裁判所に提訴しています。
NHKの記事は⇒こちら
新たに海外留学をしたい方は選択肢を広げられますが、研究を進めている研究者にとって、
全うできなくなってしまう事は世界中の期待を裏切ることにもなりかねません。
この政権側の主張はもっと歩み寄れないものでしょうか?
さて、vol.107回のコラムでは、AIを活用した老人ホームをご紹介しましたが「人型ロボ」の
開発も実用化に向けて着々と進められています。日経記事は⇒こちら
現在、自動車大手などで工場作業員や組み立て作業員として試験導入中で、将来的には
1台数百万円程度に下がる予想とか。となれば家庭などにも導入できるかも知れませんね。
未来予想は⇒こちら
ただ最も懸念されることは、記事にあるチーフAIサイエンティストのヤン・ルカン氏によれば、
アルトマン氏が率いるオープンAIの基盤技術には限界があるとみています。
そして昨年、超知能の安全対策を研究する専門チームが解散しています。
ルカン氏は「AGI(汎用人工知能)」人間並みの知性を持つAI を手掛ける研究者ですが、
リスクヘッジの甘さを指摘しています。他3名の投稿記事は⇒こちら
EUはAIの強制停止スイッチを義務化するAI法を発行したとあります。AI の暴走によって
核兵器級の超兵器が誕生したり、映画でしか見た事のない生物兵器による災害が発生したら、
それこそ人類の滅亡を左右する事態にもなりかねません。
どんな開発畑にも必ずリスク管理は必要とされます。いい方に考えればスタンフォード大学などの
研究チームが発表した「Evo(イーボ)2」の出現により、難病を治す医薬品を生成できるようになれば
未来も明るいのですが、マイナスを払拭できる対策は早急に確立してほしいものです。
ドキドキとハラハラが共存する今だからこそ、ハーバード大学の「学生・交流訪問者プログラム」の
認証取り消しを見直していただきたいものです。
~市川のひとりごと、、、でした~
株式会社 financial proxy
1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。
ヤマウラ様とのお付き合いは25年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。
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