2022.06.10
6月6日、共同通信社が都内で開いた会合で黒田総裁が講演され「日本の家計の値上げ許容度も高
まっている」との発言をし、SNSなどで批判が集中し国民の反感をかいました。
皆さんは、ミクロ経済とマクロ経済をご存知でしょうか?
日銀の総裁として「一国の経済全体(材市場・貨幣市場・労働市場を対象)」を大きな視点で見ており、
コロナ禍での自粛制限で家系に於いては貯蓄ができているという単純な言葉で伝えてしまいましたが、
国民の中には従事されている職種によって、収入減で生活さえ厳しい方々もいらっしゃる事への配慮が
無かったのかなぁと思います。この黒田総裁の視点を「マクロ経済」と言い、家計や企業からの視点を
「ミクロ経済」と言います。
黒田総裁6/6の発言⇒こちら
黒田総裁6/8の撤回 ⇒こちら
FP3級の授業では、この辺りを学習しますが、コラム-4でお話した「合成の誤謬」がまさに今の矛盾を表
現しており、アメリカを筆頭に「金融引締め」に転換した国々がインフレーションを起こし、「金融緩和」
から抜け出る事のできない日本に悪影響を与えているため、コラム-12でお話した「スタグフレーション」
を起こしているのです。
コロナ禍で我慢に我慢を重ねている国民の辛抱も、いつまでも続くものではなく、持続化給付金や臨時
特別給付金などは焼け石に水と化してしまいます。
「あといつまで」と言う様な具体的な期限を示されれば、残っている元気も奮起できるのでは!
共に声を掛け合って乗りきりましょう(^^)/
前回の続編をお話する予定でしたが、景気動向を優先させていただきました。
市川のひとりごと、、、でした。
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