街を造り、日常をつくる。株式会社ヤマウラ

2025.04.28

市川のひとりごと vol.105

市川のひとりごと vol.105

ここ数日は夏日の様な暖かさで、急激に暑くなると体も環境に順応し難く 体調を崩す方も

いらっしゃるのではないでしょうか。出掛けるのも億劫になり家にコモってしまいがちでしょうが、

信州には沢山のイベントが目白押しですよ。⇒こちら

 

人間の体は紫外線を浴びることで、体内でビタミンDが生成され 血液中のカルシウム濃度を

一定に保ちます。ビタミンDは食物からの摂取は難しいので時間をつくって、

お散歩してみませんか?何か気付きがあるかも知れません。

 

米国の関税政策で揺れ動く中、東京証券取引所は22日午後の有識者会議で、 グロース市場の

新たな上場維持基準案が決定されました。新興企業が上場できるグロース市場ですが、

2022年発令の基準では10年経過後に時価総額が40億円以上を条件とされていました。

当時の市場区分の概要は⇒こちら

 

今回の決定は、2030年以降「上場5年経過後から時価総額100億円以上」とする見通しです。

敷居が低くなりチャンスが到来した感がありましたが、新規の資金調達ができない

「小粒上場」と化し、ここ20年でみれば45%が上場時の時価総額を下回っている様子です。

(4/22日経電子版より)

弊社は30年前に有限社法による、資本金300万円を目標に準備を進め、達成できると

株式会社(当時1000万円が最低基準)を目指し貪欲に前だけを見て走り続け1995年に

株式組織になりました。2006年には最低資本金制度が撤廃され 1円でも会社を

設立できる様になりましたが、小規模な企業でも資本金の必要充分の意味はあり、

開業準備に必要な資金力や、社会的信用度にも関わります。

上場企業となれば事業計画や実績に魅力を感じた投資者から資金を集めることができますが、

上場要件とされる時価総額に達していない場合は資金力のある機関投資家の投資対象に

なり難くなるため、新株発行による資金調達も難しくなり成長が鈍化してしまいます。

されど2030年まで5年間の勝負です。東証は基準 を厳しくするだけでなく、

成長状況の分析や目標の点検をしたり投資家への開示の充実を要請する内容を盛り込むなど

企業への伴走支援を進めて行く方針ですが、5年後に100億円に達しなかった場合は

上場廃止になることも視野に入れると、今後はM&A(合弁・買収)が加速しそうです。

米国の関税問題もあり悪材料が山積していますが、グロース市場に残るのか別 の方法を選ぶのか、

究極の選択を強いられる時です。どうか耐えてください。

 

 

 

~市川のひとりごと、、、でした~

プロフィール


株式会社 financial proxy

代表取締役 市川恵美子

1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。

ヤマウラ様とのお付き合いは25年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。

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