2024.10.23
昨年に続き今年も異常気象で、19日(土)迄は各地で残暑が続いていましたが
日曜日から急に冷え込み、長野県内では9.8℃となりました。モミジの葉も未だに
青い所も多く、ようやく上高地で紅葉が見頃を迎えた様子です。
今日の日経電子版で気になる記事が目に留まりました→こちら
総務省「家計調査」によると負債額が年収を超えたとあり、平均年収642万円に
対し平均負債額655万円なら貯蓄の取崩しが進んでるいる様子が伺えます。住
宅ローンの保有者の場合、頭金に多くを充てていれば子供の教育資金の貯蓄に
手を付けざるを得ないと相談に来られる方もいます。最終的には融資銀行に条
件変更をお願いする事になりますが、その前にできる事を検討してみましょう。
①給料から天引きしている財形貯蓄があれば一旦ストップすることもできます。
振込指定口座に振り込まれる金額の範囲で無意識に使い切っていれば、使える
分を増やせばいいのです。中には会社と提携している生命保険も天引きされて
いれば、保障の見直しをして掛金を減額する方法もあります。将来のもしもの時
に備えるより今が大変なのですから。内容によっては解約を検討される方もいま
すが、積立部分が残っていれば「払い済保険」や「延長定期保険」にすれば以後
の保険料を払わずに、多少の保障を残すこともできます。
金融広報中央委員会のサイトは⇒こちら
むやみに解約するのではなく、最小限に残し生活の安定を最優先します。
保障が減り過ぎて心配なら「県民共済」や「こくみん共済」なら年齢に関係なく保
険料は一律,2000円で必要最低限の保障が確保できます。
県民共済は⇒こちら
全労災こくみん共済は⇒こちら
※こくみん共済は補償内容によって掛金が異なります。
共済は必要な時に上乗せしたり必要が無くなれば解約もスムーズです。
②iDeCo や NISA も一旦積立をストップすることもできます。例えばiDeCo を50
歳でストップして60歳迄運用だけ指図することも可能ですが、契約形態によって
口座管理料が毎月 約230円から500円位差引かれますので運用資産が少なか
ったり運用が悪ければ期待値に至らないこともありますから、金融機関に相談
してください。掛金の減額は iDeCo が年1回、NISA は年間何回でも変更可能で
すので払える範囲に減らせます。これも家計が安定してきたら徐々に増額して
行けばいいので、息詰まる前に対策は早めに講じて行きましょう。
対策が遅れると折角手にした家を手放すことになってしまうかも、、、一人で抱え
込まずに家族で話し合ってみましょう。
市川のひとりごと、、、でした。
株式会社 financial proxy
1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。
ヤマウラ様とのお付き合いは25年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。
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