2024.05.13
連休中は略良いお天気でしたので、海外や国内でリフレッシュする人も多かったのではない
でしょうか?新入社員にとっても初めての大型連休でしたので現状を見つめる時期でもあっ
たと思われます。ところが連休明けのニュースからは「新卒4割が退職検討」でしかも自分で
伝えるのではなく「退職代行サービス」を利用して手続きを進める人が増えている様子です。
2022年に業界初の退職代行サービスが開業しており、開始3ヶ月で利用者は217名・問合
せ件数は353件を超え、今年4月には約1400人・5月連休明けで500人を超える勢いです。
利用者の6割が20~30代が占め新卒者も目立つとのこと。新卒説明会の内容と実態が違っ
ていて4月中は我慢できていても大型連休で吹っ切れてしまうようです。
ある社会保険労務士によれば、最近のZ世代は「指導に敏感に反応しやすく先輩や上司の
思わぬ一言が新人を追い込んでしまう事がある」といいます。退職願にある「一身上の都合」
の中身は「なんとなく無理だと感じた」とか「仕事に行く気が起きない」などもある様です。
日経新聞の統計では、新卒者4割が転職を検討しています。データは⇒新入社員4割が転職検討
このデータでは、辞めたいと思う理由は「仕事にやりがい・意義を感じない」などが上位に並
んでいます。Z世代は精神面がデリケートで一言一言を敏感に捉えて自分を追い込んでしま
う傾向が見受けられます。私の主観ですがスマホの情報が反映しているので「合理主義」な
行動が目にとまります。その情報から「退職代行サービス」のサイトに興味をもてば安易に
利用してみようと思うのではないでしょうか。常にスマホの情報に接していると、他人と対面
で話す事が苦手な人が多くなった様にも思います。コロナが萬栄した時期はWEB授業になり
同僚に会うこともなく自宅でPCに向かって授業や会話をしたことで、人に接することが怖く感
じる生徒も見掛けますが、会社面接も「WEB面接」になると、いざ出勤して環境に触れると思
っていた会社のイメージと違うと言う理由で退社に踏み切る人もいます。昭和世代から見ると
「辛抱が足りない」とか「なんて軟弱なんだ」と思ってしまいますが、それは情報環境がそうさ
せたのではないかと思います。(私の主観です)。会社に退社の意思を伝える事が怖いと思
った時に「退職代行サービス」等と言うサイトがあれば簡単に利用してしまうのでは。。。
中には弁護士が在籍して提出書類を監修している代行会社も増えています。
ここ数年は会社に直接意思を伝えるのではなく、メールで欠勤の申し出や退職の意思表示
をする人も増えているとの情報も確認しています。この点につては「責任義務」を果たしてお
らず、社会を甘く見ていると感じます。とは言え会社側として、世代ギャップは感じつつも若年
層をどう育てて行くかが課題となってきます。本来であれば家庭に於いて教育すべき点も多
々ありますが、親の関わり方に問題がある場合もありそうです。⇒こちら
この記事からみる「母親管理型」「父親強権型」「本人未熟型」など親子の会話が少ない事
から生まれる現象です。親が子供に押し付けるのではなく、じっくり向き合って話をしてみて
は如何でしょうか?
市川のひとりごと、、、でした。
株式会社 financial proxy
1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。
ヤマウラ様とのお付き合いは25年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。
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