2023.11.28

市川のひとりごと vol.57

市川のひとりごと vol.57

1年は早いもので今週末は12月に入ります。コロナが抜けきっていない中で、忘年会シーズン

に入りました。日経新聞掲載の東京商工リサーチ調査のアンケートは⇒こちら

 

アンケートによると2023年の忘・新年会は実施予定の企業が57%と、コロナ禍以前の開催状

況に近付きました。半面、実施しない理由には「抵抗感を示す従業員が増えた」とのコメントも

あり、まだまだコロナが払拭できていない様子も感じ取れます。

経済環境で見ると、日米間の金利差や円安によって物価は上昇しても賃金は微増に留まり家

計の消費は弱いまま。ドル円相場が150円近辺を推移し続ければ年間の家計費は102,000円

の支出増という試算もあります。

これまで日本はゼロ金利政策の長期化で値上げが難しいかった為、中小企業は得るべき利

益を減らして耐え忍んできた感があります。そのため大手企業によるM&A(吸収合併)により

企業数も減少しています。  中小企業の減少傾向(中小企業庁データ)は⇒こちら

 

慶応義塾大学の白井さゆり教授によれば、事業の合理化・吸収・共同化が進んだことで逆に

値上げし易い環境になったのでは、、とコメントしています。

今後は企業が利益を出して行けば賃金の上昇も見込めると推測できますので、家計も楽にな

ると思われます。あと1年で先が見える様になるのなら、もうひと踏ん張りでしょうか?

日経新聞(据置経済から脱却)は⇒こちら

 

日銀の目指す「持続的かつ安定的な物価上昇」に向けて、11/12の日経新聞記事は⇒こちら

 

「賃金と物価の好循環」を掲げていますが、現状では賃上げより先に物価が上昇しており国民

は苦しい環境に置かれています。今はインバウンド需要に頼るところもありますが何とか日本

経済の回復に向けて、それぞれが保有する金融資産や不動産をフル活用しながら、その日を

待ちましょう。

 

 

市川のひとりごと、、、でした。

プロフィール


株式会社 financial proxy

代表取締役 市川恵美子

1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。

ヤマウラ様とのお付き合いは25年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。

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