2023.11.13

市川のひとりごと vol.55

市川のひとりごと vol.55

11月に入っても異常気象の影響で日中の最高気温が25℃近くになる時もありましたが、明日

から例年並みの冷え込みとなりそうです。くれぐれも体調管理にお気を付けください。

日銀は植田総裁にバトンタッチされてから、どのタイミングで金利の見直しに着手するか注目

していましたが、いよいよ住宅ローン金利も上昇の兆しです。

日経新聞記事は⇒こちら

そこで、住宅ローン金利の種類についてお話しておきます。銀行側から勧められるケースは、

一定期間を固定する「固定期間選択型」です。銀行融資の基本は半年毎に市場に連動して変

動する「変動金利」ですが、住宅ローンの場合の「変動金利型」は5年に1度見直しされる商品

です。変動金利型の見直し時点では直前の元利合計の1.25倍を上限としていますので、景気

が急上昇しても頭打ちにより返せる範囲に留まります。「固定期間選択型」は、見直し時期を

3年・5年・7年・10年など選ぶことができますが、金利が低い時に固定金利を選択すると次の

見直し時点の金利は市場に連動して上限が無い為、上昇局面では返済できなくなってしま

う程、上がることも覚悟しておかなければなりません。

この2パターンの解説はこちら(①変動金利型・②固定金利選択型

仮に毎月10万円を返済していれば、変動金利型は125,000円が上限となり固定金利選択型

はそれ以上に上昇することもあり得ます。お子様が乳児であれば、奥様も働きに出るのは難

しく、家計を節約しても足りない金額になってしまう場合は収入が増えない限り他銀行への借

換も厳しいかと。既にこのタイプで返済されている方は事前に対策を講じておきましょう。

臨時収入があった時や定期預金の満期を迎える資金ができた時等に「繰上返済」を利用して

返済しやすい金額に見直しをして行けば、景気が急上昇しても耐えられる金額に抑制できる

かも知れません。期間中は何度でもできます。繰り上げ返済の仕組は⇒繰上返済の仕組

また「フラット35」なら「全期間固定型」ですので契約時点の金利が最後迄変わらないため安

心です。現在の金利一覧は⇒こちら

 

※都道府県を絞り込めば近郊の情報がわかります。

人生の3大資金の一つでもある住宅資金は20年25年30年と長期に渡りますので、完済まで

漕ぎ着けないと手放すことになってしまいます。ご自分に合った資金設計をして、返済可能な

範囲で借入ましょう。

 

 

市川のひとりごと、、、でした。

プロフィール


株式会社 financial proxy

代表取締役 市川恵美子

1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。

ヤマウラ様とのお付き合いは25年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。

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