2023.10.31
2022年から高等学校の家庭科の授業で「高校生のための金融リテラシー講座」が始まってい
ますが長い間 預貯金に慣れ親しんだ事もあり、リスクを取ると言う経験が無ければ株式投資
を始めてみようかな~と一歩前に出るのは勇気がいる事だと思います。
日本証券業協会の「日本の金融経済教育」にある2.「金融教育カリキュラムの概要」を見ると
⇒こちら
ア)中学生段階で身に付けるべき事項を見ても家計管理から資産形成商品に至る迄、具体的
な教育方針を掲げてあります。10代から金融の知識を高めて行けば将来不足する資金対策
に繋がると思われるのですが。。。授業の進捗について聞いてみても、それほど興味を持って
いる生徒は少ない様に思います。やはりリスクが怖いと言う気持ちが先に立ってしまうのです
ね?これ迄、17歳以下で利用できた「ジュニアNISA」も利用者が少なかったこともあり9月で
締切りとなり、2024年度からの新NISAでは「18歳以上」から有効期間は無制限と改正されま
す。新NISA制度は⇒こちら
先ずは、親の口座を開設したら家族で話題を共有して共に勉強して行くのは如何でしょうか?
そこで自信が付いてきたら子供の口座を開設して少しずつ慣れて行くのも安心感が持てると
思います。逆に制度があるからと言って投資経験も浅い内にリスキーな商品にチャレンジする
のは避けたいですね。当初は枠いっぱいの資金を使わずに、値動きの観察や配当の付き方
などを経験しながら徐々に慣れて行けば友達にも話をしてみたくなるものです。
私が口座を開設している証券会社の担当者にも聞いてみたのですが、長野県内では市町村
役場の職員さん向けに研修の提案をしても、なかなか返事は頂けないとの事。各役場内で意
識を高めて行き、各自治体に輪を広げて行けば、投資への関心も高まるのではないかと思い
ます。これからは物価高騰で手元にお金が残り難くなるのなら、大切に管理して行きましょう。
市川のひとりごと、、、でした。
株式会社 financial proxy
1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。
ヤマウラ様とのお付き合いは25年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。
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