2022.12.27
私が幼少の頃、祖母は生前こんな事を教えてくれました。「今は暗くて寂しいけど
冬至が過ぎれば、一日一日と米粒ひとつ分ずつ日が長くなるんだよ(^^)待ち遠し
いね」と。世界の主要国に遅れをとっている日本経済の様です。
日銀は、20日の金融政策決定会合で「長期金利の上限を0.25%程度から0.5%
程度に引き上げる」と発表しました。
金利が上がるとなると住宅ローンをお持ちの方々は心配されると思いますが住宅
ローンには長期固定金利型だけではなく変動金利型がありまして、今回の変革は
今後借り入れる方々の長期固定金利に若干の影響がありそうで、変動金利型は
短期金利に連動するので、今回の日銀の見直しでは影響は受けないことになり
ます。この利上げ発言に準じて大手銀行では、住宅ローンの固定金利を上げてき
ます(これから固定金利で融資を受ける場合)。⇒こちら
一つ心配なのは、日銀の黒田総裁は3月で交代となります。次期総裁候補は現在
副総裁を務める雨宮正佳氏ですが、金融緩和の解除時期の検討で確執が生じ
関係が悪化したとされています。任期中にお二人の目指す方向が固まればいいの
ですが、交代後の経済操作が良い方向に向くか逆を向いてしまうのか心配です。
安倍前首相の在任中にアベノミクスで名目GDPが拡大した時も黒田総裁とのタッグ
による成果だと思っています。なぜなら、野田前々首相と当時の白川日銀総裁は
なかなか足並みが揃わなかった事もあり経済操作に遅れが生じたのではないかと
も思います。一国民が何を思っても一国の総裁に届くはずもないですが、この変換
点が正解であることを願うばかりです。このタイミングを任期満了を目前にして
「出口に向けた道筋をつくられたのか」と言う声も聞かれますが、そうでは無いと
否定されています。確固たる根拠がおありなのでしょう。
不安の多い年度末となってしまいましたが、2023年度は明るい日本経済に変革
できることを期待しつつ、今年最後のコラムとなりました。
皆様どうぞ良いお年をお迎えください。
市川のひとりごと、、、でした。
株式会社 financial proxy
1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。
ヤマウラ様とのお付き合いは24年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。
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