2022.08.29
暦の上では8/7日が立秋でしたが、未だ暑さが残る今日この頃です。如何お過ごしでしょうか?
先日、大阪・高槻市で養母が養子に殺害されるニュース報道がありました。
子供さんがいない場合、財産や事業承継を目的として養子縁組をされるケースがあります。
多額の資産がある場合は、相続税等を勘案して生命保険に加入することもありますが、契約
形態によっては課税関係が異なります。⇒詳細はこちら
契約2本の内、養母の母親を受取人としてあった保険契約を養子が勝手に自分を受取人に
変更してしまったことで、死亡から1年以上経ってようやく明るみに出ました。
課税関係は2番目の相続税に該当しますが、本来ですと契約内容の変更は契約者(保険料
負担者)が行うもので、まして保険金受取人でもない者が勝手に変更ができてしまった事は
保険会社にも問題があったと思います。
このケースの様に他人を養子に迎える時は、その目的を同じ価値観で共有できる人を選任
しないと犯罪に繋がってしまいます。
養子には、特別養子と普通養子がありますが、物心付かない頃から養子に迎え入れ愛情を
注いで行けば、その意思も受け入れられるかも知れません。
その方法を特別養子制度と言い、家庭裁判所に審判を申し立てて両親(実父母・養父母)の
同意を得て成立しますが、普通養子の場合は制度要件が緩和される為、この様なトラブルに
発展する確率も高くなります。
近年、親から虐待を受けて児童養護施設に入所する子供が増えていることもあり、特別養子
の年齢の上限が、これ迄の6歳未満から15歳未満に引き上げられました。⇒こちら
財産の築き方は人それぞれですが、手段を一歩間違えると殺人に繋がってしまう事もあります。
60歳を過ぎますと、夫婦の会話が少なくなってしまうので、我家では「サスペンスドラマ」を一緒
に見ては話題を共有しています(^^;
折角築いた大切な財産を今後どの様に引継いで行って欲しいのか、引継ぐ側もそれを望まな
いこともありますので、家族で少しづつ話し合っていかれては如何でしょうか?
市川のひとりごと、、、でした。
株式会社 financial proxy
1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。
ヤマウラ様とのお付き合いは24年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。
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