街を造り、日常をつくる。株式会社ヤマウラ

2025.05.19

市川のひとりごと vol.107

市川のひとりごと vol.107

「犬も歩けば棒に当たる」のことわざの如く、このところ住宅街を歩いているとデイサービスの

送迎車を多く見かけます。厚生労働省の統計によれば、今から70年前の1955年頃には男性の

平均寿命は63歳・女性は67歳でしたが近年では医療の発達や生活環境も大きく変わったことにより、

2019年頃では男性が81歳・女性は87歳と約20年長くなっています。それに対し出生率は

年々低下傾向にあり、年金生活者が体調の不具合や認知機能の低下により介護施設や老人ホームで

生活をすることになっても、人手不足では満足のゆくケアは期待できないのでは。

平均寿命の推移は⇒こちら

出生率の推移は⇒こちら

そんな中、熊本市では人工知能(AI)を活用した老人ホームが開業しました。⇒こちら

 

志の高いスタッフが採用されても、施設利用者の認知機能の低下による暴言や介護拒否により

疲れ果てて離職するケースが増加傾向にある為、この様な方々への対応にAIを活用してゆく仕組です。

加えてノウハウを学ばせれば、入所者毎のデータ分析をして最適なケアの方法を提案してくれます。

人でなければ成し得ない経験値や方針は、ベテランの介護士や看護師が話し合って判断する方向。

人口が減少傾向で高齢化社会が進む日本においてはAIやロボットに任せられることは

任せてゆくことが重要とBNPパリバ証券の中空麻奈氏が投稿しています。

この様な施設の構築には高額な資金も不可欠となります。野尻哲史氏のコメントには、

認知症患者の保有する金融資産は300兆円を超えるとの推計もあり、日本 経済への寄与と言う視点でも

期待できそうだと。私も以前、認知症の義母の介護にあたらせてもらった事がありますが、

認知症が進むと双方の意思が伝わり難く本人が理解できないと暴言に発展してしまうので

解決策を見出すことができないまま持ち越しとなるケースが多くなりました。

そうこうしている内に失語症になってしまい、意思を伝えられなくなると介護する側が

それを察して対応するので、満足してもらえたかは判断がつかない時もありました。

晩年は有難いことに、こちらの言うことに笑顔を返してもらえたので、逆に気の毒になりました。

介護はする側もされる側も、何がベストなのか判断つきませんが思いやりの気持ちを持って

接して行けたら歩み寄れることもあるのかなぁ、、と思えました。ただ認知症の症状は

人によって違うので、そうとばかりは言えず、私は恵まれていたと義母に感謝しています。

最近、物忘れが多くなりましたので、家族には迷惑が掛からない様に過ごして行けたらと

思っていますが、認知症ばかりは覚悟が必要ですね。

 

 

~市川のひとりごと、、、でした~

プロフィール


株式会社 financial proxy

代表取締役 市川恵美子

1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。

ヤマウラ様とのお付き合いは25年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。

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