2024.12.09
2025年の中堅・中小企業向けの国の支援 『重点施策』
補助金や税制優遇を国の方針から今後を先取り・・・
10月に発足した石破政権のもと“新しい資本主義実現会議”が開催され「賃上げと投資が牽引する成長型経済」の実現に向け重点施策が取り纏めされました。今回はその重点施策の中で中堅・中小企業の生産性向上のための支援策をピックアップしてご案内致します。
今後の補助金や税制改正に繋がるものもあり、11月29日に閣議決定された令和6年度補正予算案は現在、国会審議中で、今年実施された「大規模成長投資補助金」や創設の「新事業進出補助金」「中小企業成長加速化補助金」など設備投資に検討できる補助事業が注目されます。
是非、ご確認を頂ければと思います。
重点施策
2025年の中堅・中小企業の付加価値の向上や省力化に資する投資の推進支援のための重点施策。
1.生産性向上の補助金を充実
生産性向上を目的とした設備投資・IT導入・販路開拓・円滑な事業承継を支援し、DX化の強力な促進と企業成長の加速化のため「ものづくり補助金」「IT導入補助金」「持続化補助金」「事業承継・引継ぎ補助金」について、更なる充実を図る。
2.省力化投資補助金の拡充
AI/ロボット等の省力化投資が補助金を活用して促進されるよう、省力化効果の高い汎用製品を簡易な手続きでカタログから選ぶ、カタログ式の「省力化投資補助金」の対象機器を拡充し、使い勝手の向上を図る。
3.大規模な省力化設備や工場等の投資支援
地域の生産性向上や賃上げ促進の観点から、中堅・中小企業が行う成長に向けた国内外の需要開拓に必要な大規模な省力化設備や工場等へと投資の支援を更に進める。
4.業務改善助成金の充実
事業場内最低賃金の引上げのための生産性向上に資する設備投資により業務改善等を行う中小・小規模事業者を支援する「業務改善助成金」の充実を図る。
上記の他、「賃上げ促進税制」で税制控除の活用推進や人手不足感の強い業種でAI、ロボットの導入や DX を始めとする省力化投資の推進など、中堅・中小企業向けの「賃上げ・生産性向上・投資促進等」のための重点施策が今後具体的に示され、そのための補助金や税制優遇が実行されていくものと思います。
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